ろうそく足

週刊「へそゴロ」

週刊「へぇーそー!五郎久保」第11号(略して「へそゴロ」)

Y楽器店とF洋服店も後発だと思う。

もとからあったのは、A不動産とD呉服店である。
前者も廃業してしまったし、角にあった呉服店も、夢倉庫から
昨年ブティック「Christie Collection」と化してしまった。かなり奇抜な店構えだ。とても目立つ。
呉服店の旦那は、町内のゴミ収集所の管理にとても熱心な方だった。個々の意識の問題と私は思うが…。
この間に、風呂桶を売るT風呂店、シンガーミシンなどあったと記憶している。場所をよく覚えていない。昭和40年代にわが家でサワラの風呂桶を買い求めた覚えはある。

おもちゃ屋の隣は?

現在、残念ながら空き地になっているが、三店舗あった。
M薬局、H眼鏡、Y氷室である。それぞれに特徴があった。薬局は二代で終ってしまった。二代目も鬼籍に入られた。親子とは思えないくらいタイプが正反対だった。初代は早死にされて残念だったが、小柄でトリスおじさんのようによく太っていた。いつもニコニコしていて、お客さんにもとても人気があった。子どもにはよくおまけをくれたものである。私も良くもらった。
え!「トリスおじさん」をご存じない?サントリーウイスキーは一般庶民には高嶺の花で、そのワンランク下にトリスウイスキーがあった。サントリーバーならぬトリスバー、そこには上下赤と黒の出で立ちの人形がいた。トリスおじさんである。楊枝入れになっていた。
多分、薬局は初代が全盛時代だったかと思う。二代目はちょっと変わっていた。奥さんは腰の低いいい人だったが…。
眼鏡店は重厚な構えだった。うっかり入ると買わずには出にくいような雰囲気を醸し出していた。S靴店同様日専連の理事?
氷屋も前職はお茶やだったそうである。でも場所が違う。目白通り沿い、南長崎3丁目と4丁目の境の角と聞いている。
時代の流れなのだろう。二代目が麻布で覆った氷をリヤカーに積んで、配達先に着くと氷を胴付鋸で切る音が、脇で聞いていても小気味よかったものである。夏の風物詩だったかもしれない。

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